小児てんかん 検査

スポンサードリンク

てんかんの検査方法

てんかん発作の内容について患者本人家族に対し詳しく質問をしてみると、
典型的な発作の場合はこの問診だけで発作型を決めることが出来ます。
しかし発作型が明確ではない場合ビデオモニタリングが必要で、
患者のベットサイドにビデオカメラを置き24時間監視して、
発作の頻度が多い場合はカメラに収めることが出来ます。
しかし頻度が少なかったり入院したとたん急に発作が起きなかったりした時には、
自宅での発作の様子をビデオに撮っておくことも発作内容を知る上で必要になります。
「神経心理検査」脳機能や精神発育遅滞の評価のために必要になり
知能検査、記憶検査、言語検査、心理検査などがあります。
「脳波」脳の電気活動を頭皮上においた皿電極を置いて測定し、
発作に伴う異常な神経活動があるかが重要であり、
てんかんの診断には不可欠な検査になります。
脳波により異常部位の場所や発作の広がりが診断できます。
「画像診断」症候性局在関連性てんかんなどてんかん焦点の診断に有効で
あり手術治療には必ず必要な検査になります。「MRIやCT」脳の構造を調べる検査で腫瘍形成、
異常脳血管障害など原因を見つけるためには必ず必要になります。
「SPECT」少量の放射性トレーサーを注射して脳の局所血流量を画像化する検査、
てんかんし焦点では発作中に血流が増え、無い時には血流が低下します。
最近ではベンゾジアゼビンのレセプターの分布からてんかん焦点を画像化する方法も使われます。
FDG−PETFDGという少量の放射性トレーサーを注射し脳の糖代謝量を画像化する検査、
てんかん焦点は発作が無い状態では糖代謝が低下する。SPECTより細部がわかります。

てんかんの検査方法A

写真「脳磁図(MEG)」脳が活動すると電流が流れるため、
物理法則により磁場が発生しこの微弱な磁場を探し出し、
脳のどの部分がどのように電気活動しているかを表します。
脳波と似ているが磁場は発生すると歪みなく空間に放出されるので、
脳波より高い時間、空間精度で異常な神経活動部位を把握できます。
「近赤外線分光法(NIRS)」脳の表面の局所酸素代謝や血液量を高い時間、精度で簡単に計測してんかん発生時には局所の代謝が急変しますので、
てんかん焦点部位を推測できる。その他脳機能評価のためにFMRI、各種誘発電位検査また脳の化学組成を調べるMRスペクトロシコビーなどがある。
「侵襲的検査」手術治療を前提にして手術を安全確実にするための検査であり、
診断の確実性はありますが検査による合併症の危険同時にあります。
「和田テスト」頸動脈から麻酔剤を注射し脳の半分を眠らせて優位半球を調べる検査で、機能として主に言語機能と記憶機能を調べることが出来ます。
側頭葉てんかんや前頭葉てんかんの手術をするには、
言語障害、記憶障害を起こさないためには重要になります。
「頭蓋内電極法」手術により脳に電極を当てまたは挿入して脳の電気活動を直接把握する検査です。
脳波のひとつで皮質脳波や深部脳波と呼ばれることもあります。
脳波や画像検査の結果とともにてんかん焦点を確実に決定するため必要になることがある。
またそのままにしていた電極から弱い電流を流すとその電極のある狭い範囲の脳機能を一時的に刺激したり麻痺させることができ、これを利用し脳の機能地図を作り機能障害を合併しないよう手術計画を立てることが出来ます。